第一回目の説明会では、農住組合制度の仕組みについて全般的理解を得ることが最大の課題になります。土地所有者からは、たとえば▼土地区画整理組合との違いは何か▼面整備事業終了後には、それぞれが住宅を建設しなければならないのか▼どんな優遇措置があるのか▼行政やJAからは、どんな支援が得られるのか▼減歩はどれくらいになるのか、といった質問が多くみられます。
また2回目以降の説明会では▼地区周辺の住宅・宅地の市場動向やそれに対応する土地利用の方法など、についての質疑応答が中心となるケースが多く、さらに回を重ねていくと▼地区全体としての土地利用方策と、その場合の経営主体のあり方(たとえば経営主体を個人から組合または新設する法人に移管することやその場合の相続税対策)など、土地所有者の関心は徐々に事業実施後の将来設計に向けて集約されてきます。説明会のプログラムも、こうした事業の流れに沿ってきめ細かく設計してください。 |