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  • 都市と農の共生をめざして~都市農地センター

 都市農地活用支援センターでは、地方自治体職員、JA職員、民間コンサルタントその他の専門家等を対象に、都市農地等に係る法制度、税制、農住まちづくりの実践的な知識・ノウハウを幅広く身につけることをねらいとして研修を実施しています。

 今年度は、近年、公有地を活用して農空間が創出されている例を題材に管理・利用のための制度等を採り上げるべく「公有地利用による農空間の創出(現地見学と講義)~管理運営方法や利用のための制度を学ぶ~」を開催します。

 事前の現地見学では、公有地の管理方法の一つとして、今年期間限定で開設された「原宿はらっぱファーム」(東京都渋谷区)にて、運営する「都市農地と防災のための菜園協議会」の主催で施設や活動の説明を行います。
 本編講義では専門家より、公有地の利用にあたっての開設に至るまでの経緯、管理運営上の条件、土地の利用に関する制度の枠組み等について解説する講義を行います。

ご関心のある方は是非ご参加ください。


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[開催概要]
■ 日時: 2025年12月6日 (土)14:30~17:45(14:00~受付)
■ 会場:
・現地見学:原宿はらっぱファーム(東京都渋谷区神宮前3-35-9)
・本編講義:千駄ヶ谷コミュニティセンター(東京都渋谷区神宮前1-1-10)
■ 定員: 20 名
    ※現地開催につき、例年よりも定員が少なくなっています。ご注意ください。
■受講料: 3,000円
■主催:一般財団法人都市農地活用支援センター

※本イベントのアーカイブ配信の予定はありません。

お申し込み

受講料はpeatixを通じ原則事前支払いとなります。peatixのご利用が難しい方はご相談ください。

プログラム

事前現地見学(任意参加):14:30~15:30
   〇公有地利用事例の現地見学「原宿はらっぱファーム」の施設や活動内容について
   <講師> NPO法人コンポスト東京
        代表理事 安西美喜子氏(はらっぱファーム プロジェクトリーダー)
   ※都市農地と防災のための菜園協議会・主催

本編講義 16:00~17:45
   ① 経緯-公有地の利用実現に至るまでの経緯
     佐藤啓二氏 (都市農地活用支援センター 前・常務理事)

   ② 制度-公有地の利用に関する法制度の枠組み
    櫻田直樹   (都市農地活用支援センター  主任研究員)

   ③ 管理ー管理運営上の条件等
    安西美喜子氏(前出)

講師プロフィール

① 佐藤 啓二 氏 (都市農地活用支援センター 前・常務理事)

 盛岡市出身。1974年東北大学大学院(建築)MC修了、建設省入省。区画整理、住宅建設、都市防災等に携わると共に、自治体、URに出向しまちづくりの第一線に立つ。
2007年から2025年7月まで都市農地センターに勤務。 都市農地の調査研究やアドバイザー派遣事業を担当。著書『ケース別農地の権利移動・転用可否判断の手引き』(2017年)、『一問一答新しい都市農地制度と税務』(2018年)、『コンパクトシティを問う』(2019年)、「都市の農を考える」( プログレス/ 2024 )。「市民緑農地」を提唱ファーム」の施設や活動内容について

② 櫻田 直樹    (都市農地活用支援センター 主任研究員)

 株式会社都市環境研究所を経て、1992年に財団法人日本不動産研究所に入所。2025年1月より都市農地活用支援センター。技術士(建設部門 都市及び地方計画)、不動産鑑定士、一級建築士。
「コンパクトシティを問う」(プログレス/2019年)等。
〔講義内容について〕渋谷区神宮3丁目に位置する「原宿はらっぱファーム」は国有財産に関する法制度に従って実現された事例である。そこで、当該事例を模して他地域でも展開する場合を考慮し、国有地等の公有地を民間主体が活用する場合の基本的な法制度の枠組みを概説する。

③ 安西 美喜子氏  はらっぱファーム プロジェクトリーダー
         / NPO法人コンポスト東京 代表理事

 自然豊かな佐渡島での17年の暮らしや、ネイティブアメリカンからの学びを原点に、都市における循環型の暮らしを実践。2025年は東京都渋谷区を拠点に都市型共創ファーム「原宿はらっぱファーム」の運営に注力。コンポスト東京では、コミュニティガーデンやコミュニティコンポストの普及に取り組んでいる。特に、未活用有機物を堆肥化し、地域で循環させるための「コミュニティコンポストマスター制度」の構築を進めている。実践を通して、人と自然、人と人をつなぐ場づくりに取り組み、都市における新しい循環型コミュニティの可能性を広げている。

案内地図