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  • 都市と農の共生をめざして~都市農地センター

レクリエーション
担い手育成・食育・交流

鴨田ふれあい農園

  ・農とのふれあい拠点と連携した市民農園

取組みの概要

川越市では、市民の自由時間の増大、余暇活動の多様化に伴い、農業者以外の市民に野菜や草花を育て、土と親しむ機会を提供する場として、市民農園を整備し、貸出を行っている。
川越市が土地所有者の協力を得て、市の農業ふれあいセンター北側の敷地面積約1.7haの農地に、市民・学童用の体験農園(3,460㎡)および、個別区画貸しの市民農園(12,357㎡)、ハーブ園(340㎡)、福祉農園(340㎡)なども開設している。市民・学童用の体験農園では年間約1,000人が体験農業に参加、市民農園では340区画を市民が利用している。

■市民農園における営農相談、表彰、野菜品評会
 市民農園では、単なる区画貸しだけではなく、市の農業ふれあいセンターが利用者を対象に毎月1回、外部講師による営農相談を行っている(午前中は各区画を講師が巡回し、現地で相談対応を行い、午後はふれあいセンターの会議室にて講習会を実施し、毎回20名程度が参加)。このほか、優良圃場利用者に対する表彰や、市民農園利用者が栽培した野菜を部門別(葉菜類、根菜類、芋・豆類)に表彰する野菜品評会も行い、利用者の栽培・管理に対する向上心を促している。

 市民農園の利用期間は3月初めから翌々年1月中旬までの約2年間(継続可)で、利用料は年間7000円。

■農業ふれあいセンターの各種事業により、食と農をより豊かに体験
 農村環境改善センターとして整備された川越市農業ふれあいセンター(1989(平成元)年オープン)では、上述の農業体験や市民農園に係る事業の他、施設の農産加工室や試食室、会議室等を活用して、「農業講演会」、「営農家庭菜園相談・講習会」、「ふるさとの味伝承学級」、「手づくり味噌加工指導事業」、「園芸講習会」、「農業まつり」等、各種事業を積極的に行い、市民に食と農と触れ合い、学習する機会を数多く提供している。

農業ふれあいセンター全体図

市民農園

農業ふれあいセンターと市民農園 

福祉農園区画(レイズドベッドを設置)

小林五郎氏による講習会の様子(毎回約20名が参加)

取り組みの経緯

1985(昭和60)年 市民農園整備の事業着手
1986(昭和61)年 土づくりを兼ねた試験栽培、市民・学童等による体験農園をスタート
1989(平成元)年 川越市農業ふれあいセンターオープン
2002(平成4)年 市民農園利用開始
2003(平成5)年 市民農園整備促進法による市民農園として本格スタート
  (1区画あたり30㎡、100区画)
2018(平成30)年現在  市民農園340区画

耕作地確保・営農主体など

川越市が体験農園・市民農園用地等として、農業ふれあいセンターに隣接する農地約1.7haを土地所有者(鴨田体験農園組合)より使用貸借により確保。水田を畑地とするため農地造成を行い、エリア内の農道・用排水路等の関連整備事業を実施。

 市民農園等の事業実施主体は川越市、一部管理を体験農園組合の協力を得ながら行っている。

古民家を活用した農家レストラン(伊佐沼庵)

都市農業の機能発揮

評価ポイント!

市民が農と触れ合う拠点である農業ふれあいセンターが隣接する市開設の市民農園と連携することにより、市民への農の理解に対する効果を一層高めている。また、当該地には、隣接して直売所(伊佐沼農産物直売所)と古民家を利用した農家レストラン(伊佐沼庵)が立地し、地産地消の機能も提供する場として、市民に農に対する理解促進効果を一層高めている。

団体概要

団体名鴨田体験農園組合/川越市農業ふれあいセンター
活動地域埼玉県川越市
問い合わせ川越市農業ふれあいセンター
電話: 049‐226‐6551
〒350‐0855 埼玉県川越市大字伊佐沼887番地
ホームページ川越市/グリーンツーリズム拠点施設ページ